エイ革のRAYシリーズの
“B-2348“
使わないとわからないし、なかなか導入するのに手が伸びにくい商品です。
それは百も承知なんですが、何とか伝えたいモノです。
この商品は以前から玄人ウケしていたL.E.D.BITESの「札ばさみ」をベースにしています。
社内の人間も何人も使っていて、当初は革のダイヤモンドと呼ばれる、コードバンを使用した商品でした。
”B-9096” これですね。当初はBKとBRのみでしたが。
2004年に登録した記録があるので、なんと20年以上前からほそーーーく、ながーーーく、L.E.D.BITESの歴史の片隅にいた商品です。
(記録にないだけで、もっと昔からあったかもしれません…当初はパソコンで記録をすべて残すほどデジタル化が進んでいたわけではないので…恥)
とにかく薄くてコンパクトで、お尻のポケットに入れても全くかさ張らない、コンパクト財布の走りといえる商品でした。(早すぎたデビュー)
とても機能的で、前のベロの部分にお札を挟むスタイルで、
「お札が落ちないの?」
とよく聞かれていましたが、意外としっかり挟み込めるので札を持ってぶらぶらしても落ちることはほぼありませんでした。(振り回したらおちますよ、もちろん)
トップの部分はカードが数枚入るスリーブになっており、お札とカードが収納できるとても機能的な札ばさみで、長財布や二つ折り財布などを作ったときにできる端材でできるので、革を無駄にせずとてもエコロジーな商品でもありました。
当初のL.E.D.BITESの財布はあまり財布にコインケースがついていませんでした。コインはコインケースへ収納するもの。との考え方からでした。
(いや、真実は金持ちは小銭を持たない。でした、すみません調子に乗ってました。)
そのストロングスタイルな考え方もあり、こちらの商品もコインを収納する場所はついていませんでした。
しかし時代が進むにつれ、コインケースと財布を別々で持ち歩く人が減り、市場の商品が徐々に札・コイン・カードのオールインワンになり始めました。
そこで何度かお客様より、この札ばさみにコインケースをつけてくれない?と言われるようになりました。
が
この薄さに慣れ魅力を感じていた我々は、薄くなきゃ意味ないしなーと受け流していました。ごめんなさい。
そしてさらに 時は流れ、コンパクト財布が流行りそうな雰囲気が出始めたころにお客様のアドバイスもあり、札ばさみとコインケースが融合しました。
トップの部分にファスナーをつけようとしたり、背面にコインファスナーをつけたりしようとしました。しかしファスナーだとコンパクトすぎて距離が取れず、出し入れもしにくそうなのでしっくりきませんでした。
そこで一番使いやすい、BOXタイプのコインケースをつけることになり、現在の形状が生まれました。
全体の薄さをキープするためにコインポケットにはマチは付けずタイトな仕様にしました。
そしてコインポケットの最大の特徴の”逆さフラップ”に仕様にしました。
(写真わかりにくくてごめんなさい…)
通常は重なるフラップの長い方が上になるようにつけますが、逆さフラップはフラップの長い方を下側につけることで、受け口のようになりコインが落ちにくいようになりました。
(よく考えると、絶対この方が使いやすいのになんで通常は全部長い方が上なんだろ)
そしてBOXコインの取り付ける構造上、うれしい副産物でカードスリーブが増えました。やってみるもんですね。↓ここです。
そして1,2枚しか入らないと思われているカードスリーブも実は結構入ります。
使用していくうちに、革にもしなやかさとあたりが出てきていい感じに収納できるようになってきます。革って不思議。
そんなこんなでコンパクトを維持しながら、必要な収納力や機能を実現した名品といえる商品が誕生しました。
キャッシュレス時代に入った中で、お財布はこのコンパクトさで十分かなと思います。
いや、本当に使いやすい。
クレジットカードやポイントカードもスマホで管理できる時代で持ち歩くべきカードの枚数も減ってきていると思いまます。
ご自身の1週間を振り返ってみてカードは何枚使い、お札、硬貨に触れる機会はどのくらいありますか?
財布の中にレシートがあふれていませんか?
このコンパクトさになるとレシートはそんなに多く収納できないので、定期的にレシートの整理をするようになり、お財布としてとてもすっきり保つことができます。
財布は縁起を担ぐ人が多い小物でもあるので、定期的に整理することは金運アップにもとてもいいとされています。
日々持ち歩く財布のを整理して、気分を盛り上げていきましょう!
↓ 気になる商品はこちら!!
RAY エイ革 コンパクト財布 B-2348
1件のコメント
20年前のコードバンタイプを持っています(笑)